横須賀・救急医療に関する実証実験

横須賀における救急医療の管理に向けた初期段階として、CPaaS.ioのプラットフォームの枠組みに沿って、救急医療に係る代表的な機能を構築しました。横須賀の救急医療のユースケースは、救急患者の医療情報の共有について、質の改善と効率化を図るとともに、救急車の到着後に応急処置に取りかかるまでの時間を短縮することを目的としたものです。

CPaaS.ioのプラットフォームを基盤とした以下のモジュールが開発されました。

  • ID管理モジュール…ID管理のためのモジュール
  • 映像配信モジュール…救急車の車内の映像を医師に配信するためのモジュール(図1参照)
  • 位置情報共有モジュール…救急車の位置情報を救急医療チームと医師間で共有するためのモジュール

初期の実装結果を検証するために、CPaaS.ioプラットフォームの実装モジュール上で稼働する既存のデモパッケージを使用しました。

プラットフォームの統合

横須賀では、救急医療に関するアプリケーションの代表的な機能を実装するとともに、ラッパーモジュールの実行可能性も検証します(図2参照)。

なお、現段階では横須賀の救急医療管理に関するアプリケーションの代表的な機能の確認が主な目的であるため、メタデータの統合については実装の対象外としています。

図1:救急車の車内のバイタルモニターの映像配信

 

図2:統合されたプラットフォーム(初期プロトタイプ)上のモジュール